オパリスホワイトのボディを持つメルセデス・ベンツ G400d AMGラインが、中古車販売に当たって新車以上の品格を備えるべく、上賀茂のピットでメッキパーツと灯火類、そして足元に手を加えた。武骨なGクラスのシルエットはそのままに、白いボディの随所に黒が差し込まれたことで、一台の持つ緊張感が一段引き上げられている。
グリルとガーニッシュ ― メッキをキャンディブラックへ
今回のベース車両は、G400d AMGライン。4WDとオートマチックの組み合わせに、5人乗りのボディを持つ、Gクラスらしい存在感を保ったグレードだ。施工ではまず、フロントグリルと前後のガーニッシュパーツに施されていたメッキを、キャンディブラックへと塗り替えている。

Gクラスのフロントマスクは、縦格子のグリルと角ばったガーニッシュによって構成され、メッキの分量が仕上がりの印象を大きく左右する部位でもある。メッキを黒に置き換えることで、直線的なボディパネルと灯火類の輪郭がより際立ち、武骨さの中にシャープな緊張感が生まれた。ボディカラーのオパリスホワイトとの対比も、以前よりくっきりとしたものになっている。
エンブレムバッジも黒く ― 細部まで貫かれた一体感
ボンネットのスリーポインテッドスター、そしてリアバッジにも、同じくキャンディブラック塗装が施された。グリルやガーニッシュだけでなく、ブランドの象徴であるエンブレムまで踏み込んで黒に統一することで、フロントからリアまで、黒の濃度が途切れることなくつながっている。小さなパーツひとつにまで意匠の意思が行き渡っていることが、この一台の仕上がりに説得力を与えている。
灯火類のスモーク化 ― ヘッドライトからテールライトまで
続いて手が入ったのは、ヘッドライトレンズ、フロントウインカー、ドアミラーウインカー、そしてテールライトレンズ。車両のあちこちに配置された灯火類すべてにスモーク施工が施されている。


灯火類は本来、透明感のあるクリアなレンズによって存在感を放つ部位だ。そこにスモークをかけることで、点灯していない状態では奥に沈んだ落ち着いた表情になり、点灯時には光が滲むように広がる、独特の陰影が生まれる。メッキパーツやエンブレムが黒に統一されている中で、灯火類だけがクリアなままだと、そこだけが浮いた印象になりかねない。すべての灯火類を同じトーンで揃えたことで、車両全体としての統一感がより強固なものになった。
足元はグロスブラックへ ― 純正シルバーからの転換
ホイールは、純正のシルバーからグロスブラックへと塗り替えられた。艶のあるグロスブラックは、マットブラックと比べて光をしっかりと反射し、足元にはっきりとした存在感を持たせる。グリルやエンブレムのキャンディブラックがわずかな艶を残す仕上げであることを踏まえると、ホイールのグロスブラックはそれよりもう一段強い光沢を持ち、視線を自然と下へ引き寄せる役割を果たしている。こちらは塗装に合わせてコーティングも施工しているため、真新しい漆黒の艶を傷つけたくない方にも安心してお乗りいただける仕様だ。

シルバーホイールが纏っていた軽やかな印象から一転、足元が黒く沈むことで、車高の高いGクラスのシルエットがより力強く、地に足の着いた印象へと変わった。
オパリスホワイトのボディに宿る、光と黒のコントラスト
Gクラスというモデルは、その箱型のフォルムそのものが強い個性を持ち、色や仕上げによって表情が大きく変化する車種だ。オパリスホワイトという清潔感のある白は、単体では上品にまとまりやすい一方、ともすれば大人しい印象に落ち着いてしまうこともある。

今回のカスタムは、メッキパーツとエンブレムをキャンディブラックで、灯火類をスモークで、そして足元をグロスブラックで、白いボディの随所に黒を差し込んでいくアプローチだ。結果として、このG400dは、上品な白さを保ちながらも、随所に精悍さを宿す一台に仕上がっている。ラグジュアリーSUVとしての品格と、AMGラインが持つスポーティな気配、そのどちらも失わずに両立させているのが、今回の施工の面白いところだ。
この一台は、上賀茂で新たな主を待っています
メッキから灯火類、そして足元に至るまで、黒の質感を丁寧に使い分けたこのG400dは、写真だけではその陰影の深さまで伝えきることができない。オパリスホワイトのボディに差し込まれた黒が、光の加減によってどう表情を変えるか、ぜひ実車でご確認いただきたい。
販売に関して、こちらのG400dについては一台限りの在庫となるが、すでにGクラスをお持ちのお客様であれば、同様のカスタムを愛車に施工させていただくことも可能であり、ご注文いただいた上で一からこの仕様に仕立てることも承っている。気になった方は、お早めにFOURSIDEまでご相談いただきたい。