

イタリア車という選択が問いかけるもの
コンパクトなボディサイズと過剰なまでに主張するデザインは、実用性だけでは説明のつかない魅力を放つ。595を選んだ時点で、所有者はすでに合理性の外側に一歩を踏み出している。軽快な走りと個性的なスタイリングが長年ファンを離さない理由は、この割り切りの潔さにあるのだろう。だからこそ、その個性を塗装の状態から損なうわけにはいかない。
経年車の下地に向き合う
2021年式のこの車両には、経年車特有の洗車傷と塗装面のくすみが見受けられた。作業ではまず塗装状態を丁寧に確認し、下地処理から着手している。鮮やかなボディカラーの発色を損なわないよう、研磨による塗装への負担は最小限に抑えた。派手に磨き上げるのではなく、残すべき塗装を見極めながら進める工程こそ、この車の難所だったと言える。
セラミックV3が引き出す発色と艶
下地を整えた後、セラミックV3を施工した。高い保護性能を持つ塗膜が塗装本来の色味を引き立て、艶と透明感を同時に引き出している。595の鮮やかなカラーは、こうした地道な処理の積み重ねの上に成り立つ発色である。今後の洗車やお手入れもしやすい状態に整ったことで、経年による劣化の進行を抑える土台ができたと言えるだろう。- 下地処理による洗車傷・くすみの改善
- 塗装への負担を抑えた研磨
- セラミックV3による艶・透明感の向上
