1979年に軍用車として生まれたGクラスは、半世紀近くたった今も、四角いボディのまま作られている。2023年式のメルセデス・ベンツ G400d AMGラインは、この車の現在の姿を、オパリスホワイトの外装で見せてくれる一台である。この一台に、FOURSIDEのパッケージングカスタムを施工した。灯火類、メッキ部、エンブレム、フロントグリル、ホイールの5か所を、スモークとキャンディ、グロスの三つの黒で仕上げている。

メルセデス・ベンツ G400d AMGライン|変わらない箱の理由
Gクラスの外観で最初に目に入るのは、定規で引いたような直線である。垂直に立ち上がるフロントフェイスと、ボディ側面に張り出したフェンダー、ボンネット上に付くウインカーは、初代のゲレンデヴァーゲンからほぼ変わっていない。デザインを変えない理由は、この形が実用の結果として決まったものだからである。四隅が分かりやすいので車両感覚をつかみやすく、窓の面積が大きいので見切りもよい。流行に合わせて形を変える必要が、最初からなかった。
ラダーフレームと3つのデフロック
Gクラスのボディの下には、梯子状のラダーフレームが通っている。乗用SUVの多くがモノコック構造に移るなかで、この車は強固な骨格を使い続けた。前、中央、後ろの3か所にはデフロックがあり、片側のタイヤが空転する悪路でも、ロックをかければ駆動力が残りのタイヤに伝わる。京都の街で乗る限り、これらを使う場面はほとんどないだろう。それでも装備は省かれず、標準で付いてくる。2018年のフルモデルチェンジでは、フロントサスペンションが独立懸架に変わり、乗り心地が大きく改善された。骨格とデフロックは、新型にもそのまま残っている。
G400dの3.0Lディーゼルターボ
G400dのエンジンは、3.0L直列6気筒のディーゼルターボである。最高出力は330PS、最大トルクは700Nm。V8ガソリンを積むG63のような派手な加速は持たないが、発進から低い回転数で太いトルクが出て、2.5トンを超える車体を静かに押し出していく。高速道路の巡航では、エンジン回転が低く保たれ、車内の音は穏やかである。軽油を使うので、燃料代を抑えたい方にも向く。毎日乗る人、遠くへ出かける人に、このエンジンを勧めたい。
12,435kmという数字の意味
この個体は2023年式で、走行距離は12,435km。年間4,000km前後という計算になり、毎日の足として酷使された車ではないことが分かる。Gクラスは中古市場でも需要が高く、年式が新しく走行距離の少ない個体は、動きが早い。内外装のコンディションを実車で確かめていただきたい。
FOURSIDEが仕立てた一台
この個体には、FOURSIDEのパッケージングカスタムを施工している。灯火類のスモーク、バンパーのメッキ部とエンブレムのキャンディブラック、フロントグリルの3種の質感、ホイールのグロスブラックまで、白いボディに黒を差す内容でまとめた。施工の詳細はカスタム施工記事をご覧いただきたい。
メルセデス・ベンツ G400d AMGライン スペック・仕様
| メーカー | メルセデス・ベンツ |
|---|---|
| グレード | G400d_AMGライン |
| 年式 | 2023 |
| 走行距離 | 12,435 km |
| 外装色 | オパリスホワイト |
| ハンドル | 右 |
| 排気量 | 2,920 cc |
| 燃料 | 軽油 |
| 車検 | 2028年8月 |
| 修復歴 | なし |