KF型660ccの直列3気筒は、軽トラらしい小気味よい音を持つ。オイルをFUCHS SUPER GT 10W-30に入れ替えると、アイドリングの振動がひと段落ち着き、アクセルを開けたときの吹け上がりに余計な摩擦音が混じらなくなった。オイルアンドレンコグ/Kでの交換はこの車にとって定期的な儀式だが、数値よりも耳で分かる変化の方が運転する人には伝わりやすい。
ブレーキオイルも同時に交換している。ペダルを踏み込んだときの反力が奥で硬くなる感触は、古いオイルが残っていると曖昧になりがちな領域だ。ハイゼットトラックの制動フィーリングは軽量な車体ゆえに素直で、ここが曖昧だと荷を積んだ時の安心感が目減りする。今回は踏み始めから効き始めまでの距離が詰まり、ペダルの奥に芯が通った印象に変わった。