
センターピラーレスの軽やかさと、足元の静けさ
タントを預かってまず目に留まるのは、やはりミラクルオープンドアである。センターピラーを持たない広い開口部は、軽自動車としては初めての機構であり、チャイルドシートの取り付けや乗り降りのしやすさは今も色褪せない。だがボディの華やかさとは裏腹に、足回りは静かに年式なりの疲労を溜め込んでいた。右側のステアリングラックブーツに亀裂が見つかり、車検不適合の判定となったのはその象徴である。
ラックブーツ交換に宿る、位置決めの緊張感
ラックブーツの交換自体は難しい部品交換ではない。しかし本当の難所はそこから先にある。ブーツを新品に替えるだけでは足りず、ハンドルセンターを元の位置に正確に戻す作業こそが肝である。わずかでもズレが残れば、直進時の据わりが悪くなるだけでなく、タイヤの変摩耗という形で後々の不具合につながる。ミリ単位の位置決めと調整を重ね、ハンドルを切った瞬間の手応えが元の素直さを取り戻すまで、丁寧に見極めていった。 あわせてエンジンオイルはFUCHS SUPER GT 10W-30に入れ替えた。粘度特性に優れたオイルへの交換は、エンジン音の落ち着きにもわずかながら表れる。保安基準検査を含めた車検整備の一式をこなしながら、目に見えぬ部分にこそ手をかけるのがFOURSIDEの流儀である。今回は特別値引きも合わせて実施し、車検時期という現実的なタイミングに寄り添う形とした。
次のオーナーへ渡す、光沢という約束
- 車検整備一式・保安基準検査
- エンジンオイル交換(FUCHS SUPER GT 10W-30)
- 右側ステアリングラックブーツ交換




