

プライムブラックという選択が背負う責任
レクサス RC350Fスポーツを選ぶ人間は、色そのものに理由を持っている。今回ご依頼いただいたオーナーも、単なるホワイト系カラーではなく、光の当たり方で表情を変える塗装の深みに惹かれて選んだはずだ。だからこそルーフ塗装は、よりスタイリッシュな印象とスポーティーさの両立を叶えるカスタムの定番だ。所有する意味そのものに関わる部分だからこそ、妥協のない仕上げが求められる。
212カラーへのチェンジとアンテナ交換の難所
今回のルーフパネルカラーチェンジは212番を採用し、車体本来のホワイトとのコントラストの表現に時間を割いた。ソリッド系の黒とも異なり、より深みのある光沢が特徴的なため、3コートペイントには入念な調整を要した。アンテナは脱着と持ち込み交換を同時に行い、位置決めのミリ単位のズレも見逃さなかった。細部への執着が、遠目にも近目にも破綻のない一枚を作り上げている。- ルーフパネルカラーチェンジ(212)
- アンテナ脱着
- アンテナ持ち込み交換
- ルーフコーティング施工

ルーフコーティングが守る、これからの艶
仕上げに施したルーフコーティングは、紫外線や酸性雨から新しい塗装面を守るための最終工程である。特にルーフは洗車時に手が届きにくく、劣化に気付きにくい部位だからこそ、施工直後の保護が肝心になる。上質なクーペが劣化という憂き目を見ないよう、施工後の水弾きを確認しながら仕上げた。レクサス RC350Fスポーツは、こうした一手間の積み重ねによって、その価値を保ち続けていく。
