

設計哲学が纏う、面の思想
このEクラスは、官能的純粋という設計思想のもと、線を排し面で構成されたボディを持つ。滑らかな造形は、ビジネスエクスプレスとして長距離を走り続けた前オーナーの日常を静かに映してきたはずだ。フロントとリヤ、両方のバンパーに残った傷は、その面の美しさゆえに、わずかな凹凸すら目立ってしまう車体だからこそ生まれた痛みだった。
隠蔽性という壁と、下地からの逆算
フロントバンパーとリヤバンパーはいずれも部分補修という判断になった。全塗装ではなく部分補修だからこそ、実は難易度が上がる。3コートホワイトパールは塗料の隠蔽性が低く、下地の色や質感がわずかでも残れば上塗りに透けて出てしまう。塗装範囲が限られる補修だからこそ、下地処理の段階から仕上げの発色まで逆算して工程を組む必要があった。面で見せる車だけに、パネルの継ぎ目を感じさせない仕上がりが求められた。
足元を整え、次の十年へ送り出す
ボディの修復と並行して、足元にも手を入れた。フロントタイヤは既にお支払いを済ませていただいており、リヤタイヤにはブリヂストンS001 RFY 275/35R19を新たに組んだ。廃タイヤの処分と特別値引きも含め、今回の作業内容は以下の通りである。- フロントバンパー部分補修・塗装
- リヤバンパー部分補修・塗装
- フロントタイヤ交換(お支払い済み)
- リヤタイヤ交換(ブリヂストン S001 RFY 275/35R19)
- 廃タイヤ処分・特別値引き





