白の奥行きを触る、ジムニーノマドの艶

スズキ|FC|コーティング|京都
スズキ ジムニーノマドに施したのはFEYNLAB Ver3。無骨な角面が、指先で確かめたくなる艶を纏った瞬間の記録である。今回は施工後のボディと樹脂パーツのコントラストに是非注目していただきたい。
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スクエアな面が語りかけてくる質感の話

スズキ ジムニーノマドは、ジムニーシリーズ初の5ドアモデルという新しい立ち位置を持つ。ラダーフレームと本格4WDという骨格は変えず、後席と荷室の実用性を高めた一台だ。だが施工者としてまず目に入るのは、その無骨な面構成である。フラットなパネルが多いボディは、光の入り方にとても敏感だ。艶が薄いとすぐに面が死んで見え、逆に艶が乗り切ると角の一本一本が締まって見える。この車の機能美は、コーティングの仕上がりでかなり印象を変える。
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ドアヒンジの一本の線まで拭き切る作業

ジムニーノマドの車体はスクエアな分、凹凸の切り替わりが多い。ドア周辺やヒンジ部は面の折り返しが密集し、コーティング剤が溜まりやすい場所だ。ここで拭き残しが一箇所でもあると、乾いた後に線として浮いて見えてしまう。そのため施工では、面ごとに拭き取りの角度と力加減を変え、指先でパネルの縁をなぞりながら塗り残しがないかを都度確認した。地味な工程だが、この積み重ねがのちの艶の均一さを決める。

ピュアホワイトパールが持つ透明感の引き出し方

今回のボディカラーはカラーコードZHJ、ピュアホワイトパールである。白は艶の乗り方が最も分かりやすく出る色だ。FEYNLAB Ver3の高硬度セラミック被膜は、表面に強い膜を張るだけでなく、光を奥まで通す透明感を保つ設計になっている。仕上げ後、指の腹でボンネットを撫でると、以前よりもわずかに硬く滑らかな感触に変わっているのが分かる。光の反射も一枚膜が乗ったような単調さではなく、パール粒子の奥行きまで見える艶に仕上がった。 雨天時の水滴の弾き方も変化し、防汚性能の高さを裏付けている。ジムニーノマドという、走破性と実用性を両立した個性的な一台には、艶と手触りで応える施工がよく似合う。この白は、これから雨の日も晴れの日も、力強く街とアウトドアを走り続けるはずである。

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