アストンマーティン DB11 V8 ドライブレコーダー取付 ― 橙のボディに宿す静かな眼

アストンマーティン|V8|整備|京都
この度ご成約いただいた弊社カスタム施工済・アストンマーティン DB11の橙のボディに、前後ドライブレコーダーという新しい視線を宿す作業を行った。艶を損なわず、質感に溶け込ませる工程がここにある。
アストンマーティン|V8|整備|京都

斜め上に開くドアの内側で

アストンマーティン DB11のドアは斜め上に開く独特の機構を持つ。この開閉スペースを確保する設計ゆえに、配線を這わせるルートは通常のクーペとは勝手が違う。ピラーの内張りを一枚一枚丁寧に外し、指先で隙間を探りながら進める作業は、まるで楽器の内部を調律するような繊細さを要した。 電源をどこから取るか。この一点に最も時間を割いた。メルセデス・ベンツと共有する電装システムは先進的だが、だからこそ余計な負荷を与える場所を選べない。既存の配線を一本ずつ確認し、後から誰が見ても違和感のない取り回しに仕上げることを最優先とした。
アストンマーティン|V8|整備|京都

光沢を守ったまま、機能を足す

全長4,739mm、低くワイドなシルエットを持つこのボディに、後付けの機器を違和感なく馴染ませるのは簡単ではない。配線はピラーの奥、ダッシュボードの陰へと丁寧に隠し、家具のような質感のレザーに一切触れないよう慎重に進めた。手で撫でたときに段差を感じさせない仕上がりを目指した。 作業を終えて改めてリアガラス越しに覗くと、レコーダーの存在はほとんど気にならない。DB11の流麗なルーフラインを崩さぬよう、レンズの角度と本体の収まりには何度も微調整を重ねた結果である。

走り出してからの安心感

528BHPを発生するV8ツインターボは、軽快なフロントで俊敏なハンドリングを見せる。その俊敏さゆえに、前後の視界を記録する装置には確かな信頼性が求められる。ユピテル製の前後録画システムは、そうした走りの質に見合う堅牢さで応えてくれる。 GT、スポーツ、スポーツ+と走行モードを切り替えるたびに、車体の表情は変わる。だがどのモードであっても、静かに記録を続ける眼がそこにあるという事実は変わらない。アストンマーティン DB11の新たなオーナーが日々の走りに安心を重ねられるよう、細部にまで手を尽くした一台である。

GALLERY

BRAND / MODEL

ブランドから記事を探す。