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FOURSIDEの思想と現場を記録するアーカイブです。
特集記事では人と思想を、施工実績では現場の証を、新着情報では日々の歩みをお伝えします。
ここに積み重ねられる一つひとつが、ブランドの文化を形づくります。

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メーカー / 車種

2026.03.06STAFF

「これを知らずに生きてきた」その衝撃を、レンズで翻訳する。 平田 灯|VIDEO CREATOR / PR

■ 「車を知らない」という、最強の武器

「実は、ここに来るまで車のことは全くと言っていいほど知らなかったんです」 そう言って、平田灯は少し照れくさそうに笑う。

彼女がFOURSIDEに加わったきっかけは、広報マネージャーの鵜沼織江との縁だった。専門学校時代からの友人であり、前職はウエディング映像の撮影・編集。7年間、人生で最も幸福で、最も美しい瞬間をファインダーに収めてきた。

そんな彼女にとって、最初は「ただの高級な乗り物」でしかなかったスーパーカー。しかし、毎日ガレージでカメラを回し続けるうちに、ある変化が起きた。

「撮影を重ねるごとに、染み付くようにわかってきたんです。職人たちがやっていることの次元の高さ、そして、一台に注ぎ込まれる熱量の異常さが」

知識がないからこそ、理屈ではなく「直感」で凄さを捉えることができる。彼女の映像が、車に詳しくない人の心をも掴む理由は、その「純粋な驚き」がレンズに乗っているからだ。

■ ウエディングで培った「理想」を追う目

廣澤代表は、彼女の映像をこう評する。 「彼女の映像は、光と影の使い方が抜群にうまい。ボディーの絶妙な陰影を的確に捉えている」

その卓越した視点は、7年間のウエディング撮影で磨かれたものだ。花嫁のドレスの質感、会場を包む空気の階調。一瞬の光の移ろいを逃さないその技術が、いま、フェラーリやポルシェの複雑な曲線美を浮かび上がらせる。

「毎回、作業の内容は違います。だからこそ、その瞬間に何が一番重要なのかを切り取るようにしています。職人さんに質問する時も、自分なりに理解した言葉で『つまり、こういうことですよね?』と聞き返しながら、本質を映像に落とし込む。それが私の役割です」

■ 俳優・岸田タツヤが漏らした、ある一言

彼女が制作した映像の力を象徴するエピソードがある。俳優の岸田タツヤさんのランドクルーザー250をカスタムした際のことだ。

完成した車両、そしてその緻密なプロセスを映像で目撃した岸田さんは、ポツリとこう漏らした。 「俺は、これを知らないで生きてきたんだな……」

この言葉は、平田自身がFOURSIDEで感じてきた衝撃そのものだった。 「世の中には、知らなくても生きていけるけれど、知ってしまうと二度と戻れない世界がある。FOURSIDEが作っているのは、そういう『人生の解像度が変わる体験』なんだと確信しました」

■ 妥協の終わりなき先を目撃する

現場でカメラを回し続ける平田が、最も「この人たちはプロを通り越して、頭がおかしい」と感じるのが、板金塗装を担う山田と村田だ。

「あの二人の作業には、本当に妥協という文字がありません。カスタムの現場は、見えない細部こそが一番過酷。どんなに時間がかかっても、どれほど面倒な工程でも、彼らは最後までやり切る。その『執念』に近い仕草を映像に収める時、いつも背筋が伸びる思いがします」

かつて「人生最高の瞬間」を撮ってきた彼女は、いま、京都・上賀茂のガレージで「一生モノの魂」が宿る瞬間を記録し続けている。

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