

まだ新しい車体に宿っていた小さな迷い
この個体の初度登録は2026年6月。クラウンスポーツとしてはまだ若い部類に入る車両である。それでも塗装面を照明下で確認すると、洗車傷とおぼしき細かな線やわずかなくすみが浮かび上がった。日常の扱いの中で誰もが避けられない、ごく自然な痕跡である。だが白ボディはこうした微細な乱れを光の反射で正直に映し出してしまう。美しく在ろうとする塗装ほど、雑な扱いを許してくれない。
曲面とプレスラインが試す職人の目
クラウンスポーツは、従来のクラウンが持つ上質さに、走りたくなるエモーショナルなSUVとしての存在感を重ねたモデルである。そのぶんボディには曲面とプレスラインが多く、パネルごとに光の反射角が大きく変わる。均一な艶を作るには、角度を変えながら塗装面を執拗に確認する工程が欠かせない。特に白系塗装は傷やくすみが反射を乱しやすく、照明の下で一枚ずつ見極めながら磨きを進めた。
白が持つ立体感を取り戻す最終仕上げ
磨き上げた塗装面には、仕上げとしてセラミックコーティングFEYNLAB CERAMIC Ver.3を施工した。単に傷を消すのではなく、塗装全体の透明感と光の反射を整えることを狙った工程である。- 研磨による傷とくすみの除去
- 光の反射を基準にした均一な艶の調整
- FEYNLAB CERAMIC Ver.3によるパキッとした艶の定着



