

迫力系デザインの代償、車高が生む光軸のずれ
先代80系まで続いた穏やかな顔つきから一転、現行ノアは押し出し感のある迫力系デザインへと生まれ変わった。全車3ナンバー化により車幅も広がり、走りの表情は明らかに攻めた方向へ舵を切っている。 その代償というべきか、車高の低さゆえにヘッドライトの光軸も自然と低い位置に落ち着く。今回の車検整備では、この個体の姿勢に合わせて光軸を一から調整し直す作業が最も神経を使う工程となった。数値を合わせるだけでなく、実際の路面照射を確認しながらの微調整である。
TNGAが支える二年間、オーナーの使い方が刻んだ疲労
ノアはTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用し、低重心・高剛性ボディによって走行安定性と静粛性を高めた一台だ。「運転して楽しいミニバン」という評価は伊達ではなく、この二年間、家族の足として静かに走り続けてきたのだろう。 今回の車検時期にあわせて、オーナーからは板金塗装の相談も寄せられた。日常の駐車や擦り傷など、使い込んだ車両ならではの痕跡が残っていたためである。目に見える傷と、目に見えないオイルの劣化。両方に手を入れることで、車の内も外も本来の状態へと戻していく。
心臓部を満たすFUCHSと、呼吸を整えるフィルター群
エンジンオイルにはFUCHS SUPER GT MC 0W-20を選定し、オイルフィルターとあわせて丸ごと交換した。低粘度オイルながら高い保護性能を持つこの銘柄は、TNGA世代のエンジンとの相性も良い。- エンジンオイル・オイルフィルター交換
- エアコンフィルター交換
- キーバッテリー交換
- 保安基準検査、光軸調整を含む車検整備一式




