

修理か交換か、センサーが分けた判断基準
今回のBMW 3シリーズは、リアバンパー内にブラインドスポットセンサーを内蔵する個体だった。損傷箇所がまさにその真上にあり、板金で直すか新品に交換するかで判断が分かれた。センサーの精度と取り付け精度を優先し、最終的には交換を選択している。同じ位置をぶつけたオーナーは、まずセンサー有無の確認から検討を始めるべきだろう。 この車両は「M Sport」ではなく、上質さを前面に出したスタンダード系のデザインを持つ。バンパー形状やモール処理のシンプルさが、かえって損傷の判断を難しくした一因でもある。派手な造形がない分、わずかな歪みや段差が目立ちやすいためだ。3シリーズのスタンダードモデルに乗るオーナーには、この繊細さを踏まえた見積もりを勧めたい。
プライマー色から純白へ、膜厚を守る塗装の工夫
新品交換用のバンパーは色無しのプライマー状態で届く。黒に近いグレーの地色から、ボディ色のアルピンホワイトIIIまで染め切る作業は、単に塗料を重ねれば済む話ではない。膜厚を抑えながら発色させる工程には工夫が要る。厚塗りは剛性や質感を損ない、経年での劣化にもつながるため、薄く均一に仕上げる技術がものを言う。 今回のBMW 3シリーズは320d xDriveというグレードで、190PS・400N・mを発生するディーゼルターボと4WDシステムを組み合わせる。50:50の前後重量配分を守る設計思想の車だけに、外装の重量バランスにも気を配りたい。バンパー一枚の仕上がりが、走行フィールに直結する車種であることを塗装の現場でも意識している。
外装修理を機にたどり着いたワンストップ整備
今回はリアバンパーの外装修理として預かった車両だが、確認するとエンジンオイルの交換時期が近づいていた。オーナーと相談のうえ、FOURSIDEで外装と機関整備を同時に済ませることにした。持ち込みや再入庫の手間をかけずに済む点は、遠方から通うオーナーにとって特に価値が大きい。- リアバンパー交換・塗装一式
- ショートパーツの交換
- エンジンオイル交換







