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2026.03.06STAFF
「こいつは、放っておけない」かつての師が、代表と描く“村”という名の理想郷。 井本 恭平|SERVICE MANAGER
■ 「地元の後輩」という合格通知。10数年前の面接
井本恭平と代表・廣澤の出会いは、一通の履歴書だった。当時、前職で面接官を務めていた井本にとって、新卒の廣澤は「同じ京都・桂出身の、地元の後輩」というだけで、合格を出すには十分な理由だった。
「あの頃から、人の話を聞かないところは全く変わっていませんね(笑)。でも、それだけ自分の意志が強い。今はそこに『大人としての責任感』が加わって、頼もしい存在になりました」
かつての師弟関係は、いま「マネージャー」と「代表」という形に姿を変えた。しかし、井本が廣澤を見る目は、どこか温かく、そして鋭い。
■ 「かわいいから」という、究極の合流理由
モーター業界でキャリアを積み、凄腕メカニックとしても、経営の要としても活躍していた井本。そんな彼が、かつての後輩のもとに合流を決めた理由は、あまりにも純粋だった。
「一言で言えば、かわいいから。放っておけないんですよ。こいつと一緒にだったら、単なる『会社』ではなく、一つの『村』のような、壮大で人間味のあるコミュニティが作れると思ったんです」
現状維持を嫌い、常に先を見据える廣澤。そのスピード感に置いていかれないよう、現場の段取りから売り上げ管理、さらにはアドバイザー業務まで、井本は八面六臂の活躍で「村」の土台を固めている。
■ 相手の心に潜り込む。プロを束ねる調整術
山田(GM)が技術の長であるならば、井本は「構造と接客」の長だ。個性の強すぎる職人軍団を束ねる上で、井本が大切にしているのは「相手の気持ちになって考えること」という至極シンプルな、しかし最も難しい哲学だ。
「技術を追求するあまり、周りが見えなくなることもある。だからこそ、僕は一歩引いて、スタッフが、そしてお客様が今何を求めているのかを冷静に見極める。それがサービスマネージャーの役割です」
■ 世界ブランド「Q’ROIRO」と、理想郷への野望
井本が見据える未来は、京都のガレージに留まらない。 「FOURSIDEが立ち上げたプロダクトブランド『Q’ROIRO(クロイロ)』を、世界的なブランドに育て上げたい。そして、誰もが自分らしくいられる『村』のような組織を完成させること。それが僕の野望です」
かつての先輩が、今は背中を守る盾となる。 井本恭平という「重力」があるからこそ、FOURSIDEという惑星は、その軌道を外れることなく加速し続けることができるのだ。


