新車のクリア感を守る研磨、そのセンスと勘

ダイハツ|デラックス|コーティング|京都
納車直後の新車であっても、輸送や保管の過程で塗装表面には微細なスレが刻まれる。ダイハツ アトレーバン デラックスの一台に施した下地処理とコーティングの記録は、同じ悩みを抱えるオーナーへの実践的な指針になるはずだ。
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新車特有のくすみとどう向き合うか

今回持ち込まれたダイハツ アトレーバン は、走行距離もわずかで塗装コンディションは良好だった。しかし輸送時の擦れや保管環境による軽度のくすみは、新車であっても避けられない。これは特別な事故ではなく、多くの新車オーナーが気づかぬまま乗り続けている症状だと言える。だからこそ、コーティング前の下地処理を省略せず行うことが、仕上がりを左右する分岐点になる。 新車だから磨かなくてよい、という判断は早計である。表面の微細な傷を放置したままクリアを重ねても、くすみはそのまま封じ込められてしまう。まず現状を正しく見極めることが、すべての作業の出発点になる。
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削りすぎないバフワークという難所

下地処理で最も神経を使うのは、バフとコンパウンドの選定、そして圧のコントロールである。アトレーのような業務用途にも耐える実用車であっても、塗膜は無限に削れるわけではない。必要以上に研磨すれば、将来的な保護性能を自ら削ぎ落とすことになる。 今回は無駄な削り込みを避け、塗装本来のクリア感を引き出すことだけを目的に研磨量を管理した。これは技術者の勘に頼る部分が大きく、経験の浅い現場ほど過剰研磨に陥りやすい工程でもある。同じ症状で悩むオーナーには、業者選びの段階でこの説明ができるかどうかを一つの判断材料にしてほしい。
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ムラのない膜厚を実現する塗布管理

下地が整った後は、ceramic ver3によるコーティング工程に移る。ここで重視したのはムラを一切残さないことだ。パネルごとに塗布と拭き上げのタイミングを個別に管理し、乾燥速度の違いによる白ボケや拭きムラを防いだ。
  • 下地研磨による微細なスレとくすみのリセット
  • バフ・コンパウンド選定と圧の緻密なコントロール
  • パネル単位での塗布・拭き上げタイミング管理
日常使いから業務用途まで幅広く対応するダイハツ アトレーは、酷使される機会も多い車種である。だからこそ均一な膜厚が長期的な保護性能の土台になる。派手さのない工程の積み重ねこそが、実用車の艶を静かに支えている。
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